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上越の真鯛の天秤釣りにはまっていた時、
同じ船宿でヒラメ釣りの便が出ていました。

面白そうなので乗船してみました。

上越のヒラメ釣りは、春の夜に、水中ライトを投入し、小魚を集めて、
それを食べに来た産卵期のヒラメをアジの活き餌で狙います。

沖釣りでは、大原沖のヒラメが有名ですが、
上越のヒラメはそこまで有名ではありません。

ヒラメが近づいてきたら、活き餌のアジが暴れます。
そして、コーン、コーンと鋭いヒラメのアタリが出ます。
コーンではなく、グッっと竿先が引き込まれたら一気に巻き上げます。

アジの活き餌を使ってヒラメ釣りを堤防でも
やっている人が居ることは知っていました。

それなりに大きいヒラメが釣れると聞いていたので、
沖釣りで得た知識を活用し、堤防でアジ泳がせ釣りをはじめてみました。
最初は、疑心暗鬼でした。
よくキス釣りをしていると、ヒラメが食いついてくることはありましたが、
これは船でのキス釣りの話です。

堤防で釣れるのだろうか…
最初の一匹目を釣るまで、たった1年でしたが、本当に長い時間がかかったような気がします。

アジ泳がせ釣りで、最初に釣れた最初の魚は、
ヒラメではなく、実はキジハタでした。
しっかり食いついていました。
その後、コンスタントにキジハタを釣りました。

さらに大きくはないけど、20センチ級のヒラメ、
いわゆるソゲも釣ることができました。

外道では、ワタリガニやタコが釣れました。
退屈しない程度に楽しめました。

ある日、アジ泳がせ釣りをしていると、いきなり竿が海に落ちて行きました。
少し横向いていると、ズズッという音と共に、竿とリールが海に落ちて行ったのです。
一瞬、何が起こったのか、わかりませんでした。
ヒラメやキジハタはアタリがでるから、アタリが出てから合わせればいいのです。
だけど、その時は、何の前触れもなく竿が海にのみこまれました。

後から、いろいろ聞いたら、犯人はエイであることがわかりました。
釣竿セットの恨みは大きいのです。
必ず復讐してやろうと、さらにアジ泳がせ釣りに熱くなっていきました。

そして、堤防でのアジ泳がせ釣りをはじめてから、
3年目にして84センチのエイを釣り上げることができました。

そんなもの釣ってどうするの?と言われるかもしれませんが、
こちらは釣竿セットの弔い合戦という大義名分があるのです。
とても恥ずかしくて、人に言えるわけがありませんが…理由があったのです。

その後は、サクラマス、黒鯛、マゴチなどの大物を
コンスタントに釣りあげることが、出来るようになりました。

私には欠かせない釣り方の1つになっています。