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徳島、愛媛、瀬戸内、若狭、三重などでは、
筏やカセに乗って黒鯛を釣る
かかり釣りという釣り方が盛んです。

カセというのは、小さな動力も何もついていない、
沖にずっと係留させた小さい船の事です。

船宿さんは、船で筏やカセに渡してくれます。

今は携帯電話があるから、
迎えに来てくれと連絡するだけで
すぐに迎えに来てくれますが、
携帯電話がなかった時は、
竿を収める時間を告げていました。

釣れない場合は、まさに、筏やカセに置き去り状態でした。

 

かかり釣りが始まったころは、
赤土にエサを包んで、海に落として底を取っていました。

やがて環境に影響を及ぼすので、
赤土の使用が禁止され、
代わりに集魚剤などが使用されるようになりました。

 

1.2~1.8メートルの短い特有の竿を使用し、
専用の太鼓リールで、
地域特有の釣り方で黒鯛をねらうかかり釣りは、
黒鯛の沖釣り感覚でやられています。

 

 

ダンゴ釣りが盛んな地域と
ダンゴ釣りから発展した貝をマキエサにする
かぶせ釣りが盛んな地域、
どんな釣り方も発展しなかった地域、
黒鯛以外の真鯛釣りが発展した地域

に分けられると考えます。

能登半島では、
昭和50年代後半から、
筏釣やカセ釣りがやり始められ、
主に牡蠣貝の養殖場である牡蠣棚で行われています。

 

黒鯛のウキフカセ釣りが場荒れにより、
どこででも釣れなくなった頃から筏釣りをはじめました。

最初は全く釣れませんでした。

あまりにも釣れないので、
渡船屋さんが釣り方を1日30分だけ教えてくれました。

竿はこれ、エサはこれ、仕掛けはこう、
カセを設置する位置はこうなどなど教えてくれました。

1日で全部教えてくれればいいのに、
ほんの少しだけ教えてくれました。

おかげさまで、1、2週間に1度は、
かかり釣りに行かなければいけませんでした。

おおよそ20回、
かかり釣りを続けると、
コンスタントに釣れるようになりました。

20回でなんとかかかり釣りを覚えたのです。

 

かかり釣りを覚えたということは、
コンスタントに釣れるようになっただけで、
特に腕が立つわけではありません。

見様見真似で筏釣りをしている人よりはマシと思いますが…。

この経験を通して黒鯛の生態がわかった気がします。

 

最高40センチの黒鯛しか釣ったことがありませんでしたが、
ここで記録を更新し45センチを釣ることができました。

能登は、黒鯛釣りに関しては、
北国になるので45センチから魚拓サイズです。

他の地域の人が聞いたら、
バカにするかもしれませんが、

能登で釣る45センチは、
他の温暖な地域の50センチに相当するのです。

このことは、能登に来ていただければ体感できます。

 

45センチの黒鯛を釣り上げたとき、
釣りの師匠的な人から「魚拓取らんと駄目だよ。」と口うるさく言われました。

45センチってそんな感じです。